悲報、カンボジアに入れなかった話

2020-05-22

カンボジア入国まで一波乱ありましたので、そのご報告となります。皆さんはこんなミスしないでしょうが。。。

2019年の目的地

私は旅猿(岡村・東野のやつ)がとても好きです。年に一度は知らない土地を旅することをライフイベントとしています。

旅猿の中に出てきたカンボジアの秘境ロン島。2019年の目的地はロン島を含むカンボジア周遊にしました。

旅行は8末でシェムリアップ(アンコールワット)3日+ロン島5日の合計8日をタイ経由で楽しむ計画を立てました。

シェムリアップのホテルはAirbnbを選択。宿泊費はスーパーホストのディスカウントでほぼ無料。ロン島はTamu Koh Rongというホテルを選択。HPの直接予約で他のOTAより安く予約出来ました。

関西国際空港での懸念

いよいよ当日。タイ経由でのフライトとなるため、チェックインカウンターでチケットとパスポートを提示した時のこと。

いつもより時間かかるな。そう思っているとチェックインカウンターのお姉さんの顔が明らかに曇ってました。

「お客様、失礼致します。パスポートの有効期間が半年を切っているため、タイまでの塔乗手続きは可能ですが、そこから先はタイで確認して頂く必要がございます。」

カウンターのお姉さんに言われて初めて、パスポートの有効期限が半年を切っていることを認識。

タイには行けるけど、カンボジアには入国出来ない?チケットを受け取るも軽いパニックになり、塔乗前の時間でググりまくります。

「カンボジア」「パスポート」「有効期間」「入れない」...

ここで軽くわかった事は

  • タイはビザなしの場合、パスポートが出国日まで有効なら入国可
  • カンボジアは6ヶ月の有効期間が必要そう。しかし旅ブログで入国出来なかった系の記事が見つからない

仕方ない、あとは現地で交渉しよう。最悪タイには入れそうなので、ダメだった場合はタイを楽しもう。(去年行ったけど。。。)そう自分に言い聞かせながら不安と共にタイへ飛び立ちました。

タイでの交渉

今回のフライトはトランジットではなく、自分で乗り換えだったので、一度タイに入国する必要がありました。少し不安でしたが、ネットの情報通り問題なくタイには入国出来ました。

早速AirAsiaの担当カウンターへ。担当してくれたのは気さくな男性で、最後まで事情を聞いてくれた上で申し訳なさそうに説明してくれました。

「こういうケースはたまにあるんだ。結論からいうと100%塔乗手続きをしてあげられないんだ。申し訳ない。大使館に行けば数日でパスポートは更新して貰えるはずだよ。パスポートを更新した後で、AirAsiaを使ってシェムリアップに行くなら、今回かかったフライト費用はディスカウントするよ」

入国出来ないことが確定して打ちひしがれましたが、スタッフの方の親切な対応がせめてもの救いでした。

旅の計画はタイトに決めていたので、パスポートの更新手続きにかかる時間によって大きく計画が変わってしまうな。。。ショックを受けても何も解決しないので、急いでバンコクの日本大使館へ。更新の期間を聞くと申請日を含めて4営業日かかるとのこと。その日はなんと水曜日。。。つまり翌月曜にならないとパスポートは手に入らないことが判明しました。

急遽予約したタイのホテルで、自分の愚かさに絶望しながら旅の計画を練り直しました。

2018年にタイ旅行はしていたので、前回行けなかったところを中心にピックアップしました。結論から言うとタイは非常に楽しめました。タイ旅行についてはまた別の機会にまとめます。写真は週末に行ったタラートロットファイ・ラチャダーのナイトマーケット。

Talat Rotfai Ratchada

ついにカンボジアへ

6日遅れましたが、パスポートの更新が終わり、ついにロン島のあるシアヌークビル国際空港へ出発。思いがけず滞在することになったタイ旅行が楽しかったので、その調子でカンボジアにも期待していました。

しかし、シアヌークビルに着いていくつかショックを受けます。

  • 開発ラッシュにも関わらず道路が整備されていないので街中で大渋滞
  • 港側は中国資本が入り過ぎてリトルチャイナになっている
  • 8末は雨季で天候が良くない
  • カンボジアの通貨は信用が低いのでドルがメインで使われる(現地通貨に換金しすぎると損する)

当時の天候がこちら。

Shianoukville beach

想像していたビーチリゾートの絵とは全く違いました。更に追い討ちをかけるように、現地は軽い嵐でロン島に向かう船が全て欠航となっていました。

仕方なく港側のホテルで1泊。いつになったら目的地に辿り着けるのやら。。。急遽のタイ旅行が思いの外楽しかったので、シアヌークビルには少しガッカリでした。

辿り着いたロン島

次の日は天候が落ち着き、やっとロン島に渡れることに。

港からスピードボートで1時間程度の航海を経て辿り着いた秘境。港側の状況と打って変わって、ロン島には中国資本はほとんど入っていません。欧米資本中心のビーチバケーションです。天候は良くなかったのですが、ビーチは最高に綺麗した。

Koh Rong beach

Tamu Koh Rongはオーナーがフランスの方で料理も美味しく施設も綺麗で最高でした。更に嬉しいことに、到着が遅れたことで無料で1泊延長してくれました。

Villaの様子がこちら。目の前にはビーチが広がり最高のリゾートです。日本人にはあまり知られていない秘境です。

villa overview

villa inside

villa accommodations

2日と短い期間でしたが、心ゆくまでビートリゾートを満喫出来ました。

まとめ

紆余曲折ありながらも、最終的には目的地に辿り着くことが出来ましたが、今回の旅行は身を以て学ぶことが多かったです。

  • パスポートの有効期限が半年を切っていてもタイは入れる
  • パスポートの有効期限が半年を切っているとカンボジアは入れない
  • バンコクの日本大使館でパスポートの更新は4営業日かかる
  • カンボジアでは現地通貨に換金する必要はない(ドルでok)
  • ロン島のお勧めは12 ~ 3月
  • 天候によっては船が欠航するので、前後1日は余裕を持っておく方が無難

〜もし空港で必死にググってこの記事に辿り着いた方へ〜

パスポートの有効期限がないと100%カンボジアには入れません。パスポートを更新しましょう。