海外送金ならTransferWise
はじめに
サラリーマンを辞めて独立してから、海外の方と仕事をする機会が増えて来ており、2019年からTransferWiseというサービスを使っています。それまではPayPal, SBIレミット, MoneyGramなどを利用していましたが、圧倒的にTransferWiseが使いやすく尚且つ手数料が安いです。
海外送金 格安 などとググって出てくるのはSEOの強い順です。結論からいうと、2020年現在、TransferWiseが海外送金に関して間違いなく一番のサービスです。
対象の読者
このような方を対象にしています。
- 海外の方と働いている or 働くことを検討しておりサービスの支払いに海外送金が必要
- 海外で一定期間生活を考えている(ワーホリや国際結婚、仕事での駐在など)
TransferWiseってそもそも何?
海外送金のサービスです。しかし実際は海外にお金を送金している訳ではありません。(言ってる意味がわからない。。。?)
実はここがTransferWiseの仕組みの面白い箇所であり、送金手数料を安く出来る仕組みに一役買っているところです。
例えばKenさんが日本からフランスに、Bonjourさんがフランスから日本に海外送金したいとします。この時、実は2人の利害は一致しています。それぞれの国にある自分のお金を、他方の国に送りたい。その仕組みを上手く利用したのがTransferWiseです。
TransferWiseのこの仕組みは、創業者であるTaavet氏と、Kristo氏が実際に直面した問題がサービスの原点になっています。
How we were foundedと言われる彼らの創業のストーリーは非常に興味深いです。
実際どれくらい簡単か?
私は個人と法人2つでTransferWiseを利用しています。
申し込みが完了してからは、全て携帯1つで送金が完了します。送金作業も一瞬で終わります。
手順の流れを以下に示します。
1. 送金額を指定する
2. 口座情報を入力する
送金に必要な必須項目は IBANコード (または送金先銀行名 と 口座番号) + 口座名義人のフルネーム
3. 対象のTransferWiseの国内口座に、送り主の口座から送金する(法人であれば法人口座・個人であれば個人口座)
4. 送金したことを、TransferWiseに連絡する(ボタン1つ)
毎回同じ口座に送るとすれば、2は不要なので3分あれば送金作業は完了します。しかも携帯1つで。
Tips1: 個人で送金する場合は三菱UFJ銀行で口座を準備して、三菱UFJダイレクト(インターネットバンク)を利用することをお勧めします。TransferWiseの送金先口座は三菱東京UFJなので(もし違うパターンに遭遇したらごめんなさい)個人送金であれば手数料は0円です。
Tips2: 法人の場合は、住信SBIネット銀行 or GMOあおぞら銀行 or 楽天銀行の3択です。それ以外は手数料やシステムの利便性から考えて論外です。私は3銀行とも持っていますが、UI・UXが一番いいのは住信SBIネット銀行なので、住信SBIネット銀行を使っています。
実際に送金する時に、TransferWiseは、他の送金サービスと比較した結果を表示してくれています。
TransferWiseは為替レートが圧倒的に良いので、結果として殆どの場合で一番手数料を抑えて送金出来ます。
VS PayPal
海外送金を使っている人の中にはPayPal利用者も多いと思います。
実際にPayPalは店舗での決済に使えたり、クレジット支払いが出来たりと、TransferWiseが提供出来ないサービスも多いです。しかし海外送金の1点においては圧倒的にTransferWiseの方がいいです。PayPalは送金相手もPayPalアカウントをもつことが必須条件で、手数料もTransferWiseの方が殆どの場合で安いです。
TransferWiseの欠点
TransferWiseの欠点を1つあげるとすると、対応していない国があるということです。
私は台湾のスタッフを現地で雇っていますが、残念ながらTransferWiseは台湾にサービスを展開出来ていません。(早く台湾もサービスを導入して欲しい。。。)
送金可能国は事前に調べる必要があります。
まとめ
TransferWiseって巷ではあまり認知されていないサービスですが、賢く海外送金している人は必ず使っています。
私のスタッフはベトナム、フィリピン、台湾にいますが、皆献身的に働いてくれています。国内だけでなく海外に視野を向けてビジネスを展開していきたい人には、是非知っておいて貰いたいサービスです。